好きなものばかり溢れてる

本もコスメも何でも大好き。幸せなことは沢山あるよ(*´ω`*)

「花井沢町公民館便り」ヤマシタトモコ

マンガは基本なんでも読みます
少女少年青年レディース大人?まで

あー面白かった、で終わるものもあれば

感動に泣くものもあります

そんな中、なんとも言えない複雑な読後感に襲われるものがしばしば

先述の、いくえみ綾先生もそうですが
この方の個性も、ぐっさり心に刺さります



「花井沢町公民館便り」3

ヤマシタトモコ

ある日突然、とある理由により
町外全てとの行き来を、見えない壁で遮断された花井沢町

無機質のみが通り抜けれる壁
生きているものは通れない

そんな絶望的な世界の中で起こる日常を
その町に一緒にいるかのような自然さで
軽く重く、面白く悲しく伝えてきます

オムニバスな上に時間軸も変わるので
その時期、その時期に発せられる言葉に
色んな意味合いが含まれていきます。

かなり現実的ではない設定に
ガチガチのリアルが重なる

このアンバランス感はたまりません

ゆっくりゆっくり
緩慢に滅んでいく、この町を
自分の現実に重ねたら。

足元をすくわれる世界を
ぜひ体験してほしいです